ギャンブルを題材にした映画の見どころは、ワクワクさせられるストーリーです。ギャンブルはなんといってもリスクを伴いますからね。ただ慎重で用心深いだけの人物を見ていても、面白くもなんともありませんよね。観客が興味をひかれるのは、もっとハラハラドキドキさせられ、心を奪われるようなキャラクターなのです。

ですから、家でお友だちと映画を観る時や、ギャンブル好きのお友だちを持つ方には、ギャンブルをテーマにした映画をお勧めします。お気に入りのカジノゲームについて教えてくれる映画はたくさんありますし、映画ならお金や運を失くす心配もいりませんからね。

それでは早速、ギャンブル映画の傑作をご紹介していきましょう。

『ラスベガスをぶっつぶせ』

ユーモアやスリル、サスペンスに溢れ、心から楽しめる映画など、そうそう見つかるものではありません。ですが、ロバート・ルケティックがまさにそんな映画を作ってくれたのです。しかもプラスアルファの要素もあります。『ラスベガスをぶっつぶせ』は、シリアスながらもコミカルな傑作です。IMDBスコアの6.8という数字は、この作品を正しく評価した数字ではないと思います。

展開の仕方が素晴らしいので、カードカウンティングを教わったMITの学生6人についての実話であることも忘れてしまうほどです。何度かラスベガスに通ったあと、学生たちはついにラスベガスのカジノで数百万ドルを勝ち取ることに成功します。

この物語の一番の見どころは、医師を目指す優秀な学生、ベン・キャンベルの話です。ベンはハーバード大学医学部に入学するために30万ドルが必要で、そのためにこのカードカウンティングチームに参加することにしたのです。ところがチームの中にもっと大金を得ようする者も現れたりして、この計画全体が危うくなってきます。

『ハイローラー:ストゥ・ウンガー物語』

ポーカーに興味のある方なら、ストゥ・ウンガーのことは説明の必要などありませんね。ポーカー史上最も有名なプレイヤーであり、ワールドシリーズポーカー(WSOP)のメインイベントトーナメントで3回の優勝を果たしたWSOP史上初のプレイヤーでもあります。残念ながら、ストゥは競馬で大金を失ってしまいます。

『ハイローラー:ストゥ・ウンガー物語』は、このポーカープレイヤーのエキサイティングな人生を描いた自伝映画です。ストゥ・ウンガーを演じるのは、マイケル・インペリオリ。特筆すべきなのは、このプレイヤーの人生は、絶好調の時期から最低の時期に至るまで、すべて記録に残されているということであり、この映画もそれをすべて描ききっている、ということです。つまり、有名なポーカープレイヤーの人生を見て、その成功や転落を体験できるような作品になっているわけです。

『シンシナティ・キッド』

ギャンブルをテーマにした名作が好きな方にとって、『シンシナティ・キッド』は見逃せません。この映画は、主人公のキッドが大恐慌の時代にギャンブル界で名を上げようとする姿を描いています。そしてそれを実現するには、地元でポーカーの名人とされているランシーに勝たなければなりません。

ドラマチックなポーカー映画の名作を観たいと思っていた方には、『シンシナティ・キッド』は望んでいるものすべてを与えてくれる映画です。アクション、銃、女性、裏切り、裏技といった要素が満載です。この映画は、ギャンブルの世界を一枚一枚明らかにしていきます。

『ラウンダーズ』

感動的なドラマやユーモアに溢れたギャンブル映画は数少ないのですが、『ラウンダーズ』にはすべての要素が盛り込まれています。IMDBも7.3という素晴らしい評価を出しています。主演俳優は、マット・デイモン、エドワード・ノートン、ジョン・マルコビッチです。

映画は、マット・デイモンが演じるマイク・マクダーモットに焦点を当てています。マイクは、ロシアの賭博王であるテディKGBをハイステークスポーカーで倒さなければなりません。マイクの恋人はマイクにギャンブルを止めさせようとします。でも、このポーカーの勝負に勝てば、マイクは大学の学費を払うことができるのです。